mamimumemofu’s diary

時代を越えて今も変わらず 君は僕のヒロイン

さよなら こんなに好きだけど決めたんだね

一人のアイドルは死んだ。
彼は生きているのだけれど、アイドルとしては死んだ。
もう二度とキラキラしたアイドルとしての姿を見せることはない。

 

私がちゃんとNEWSを好きになったのは、12歳、中学1年生の頃修二と彰が流行ったあたりから興味は持っていたけれど、CDを買ったり、TV出演するときは絶対録画!となったのはこの頃くらい)
その頃のNEWSは、まだ山下くんと錦戸くんがいて、6人のNEWSだった。

 

私は山下くんが大好きだった。
初めてのコンサートは「NEWS DOME PARTY 2010 LIVE! LIVE! LIVE!」。
9月25日の東京ドーム。Fighting Manを初披露したあの日。
初めて見た生の山下くんは、自分が好きになった山下くんよりずーーーっとかっこよくて、自分の知らない世界を見てふわふわとした不思議な感覚だった。
私はこの日からさらにキラキラしたアイドルに、NEWSの沼にズブズブと落ちていった。
これが生で見る最後のNEWSの山下くんになることを、考えもしなかった。


NEWSの沼にはまって、NEWSの活動を期待する私とは反比例して、NEWSの活動は少なく、山下くんのソロ活動が増えた。
山下くんのことは確かに好きだった。
だけど気づいてしまった。
私はNEWSにいる山下くんが好きなんだ、と。NEWSが好きなんだ、と。

そして私の好きなNEWSの山下くんが満足にみられないまま、突然山下くんと錦戸くんは脱退した。
泣いた。そのことを知った時、頭が真っ白になって、勝手に涙が出て、とにかく泣いた。次の日に目を腫らして学校へ行った記憶はないから、たぶん金曜日。
私の大好きなNEWSの山下くんが見られなくなる絶望。
NEWSが一生見られなくなるかもしれない絶望。
山下くんのことは嫌いになれず、どこにも行き場のない感情。
好きになったことが辛くなる、という経験を初めてした14歳の秋だった。

 

まあ、それから色々あって山下くんのファンをやめ、NEWSのファンをすることに決めた。
小山くんの団扇を持つことにしたけれど、基本的に箱推しで。
NEWSでないと意味がないと気づいたから。

 

4人での始動はKちゃんNEWSだったね。
この辺からは、まあみんなと同じ行動をしていたと思う。
謎のWeb上のカウントダウンでどきどきして、ラジオでの発表で歓喜して、増えていくTV出演に毎日わくわくで。
復活の秩父宮は外れて行けなかったのですけれどw
それ以降は15周年のStrawberry以外は行ってるかな(前々からこの日に入院することが決まってて、15周年なのに記念日にやってくれなかったことを恨んでいたのは内緒)

 

4人になってから、もう人数が減ることはないと思っていた。
思っていたし、手越君も「もう減ることはない」って発言をしていたから信じていた。
もしも万が一そんなことがあった時には、NEWS自体なくなってしまうと思っていた。

 

4人になってから今日まで、少なくない数のスキャンダルがあった。
いつも通りにTwitterを開けばその真偽不明の情報で炎上していたり、ネットニュースにまとめられたり、ワイドショーで取り上げられることもあった。
私は表舞台のキラキラしたアイドルの姿を見ていたかっただけだから、自分が楽しむために必要のない情報は、スルーして知らないふりをしてきた。
よく分からない情報を信じるよりも、私はアイドルをしているときの彼らの言動を信じていたかったから。

 

ただ、事実のスキャンダルもあって、活動自粛になったこともあった。
プライベートの彼らの行動は、私たちにはどうすることもできない部分で、知らなくていい部分。
でも、ここまで来てしまうと、知りたくないのに知ってしまう部分。
この時は、2人に対して、あーほんとばか。なにやってんの。と思ったけれど、
それ以上に彼らに投げつけられる心無い言葉に辟易した。
芸能人といえども、なぜ人に対してそんな鋭利な刃を投げつけられるのか、不思議で怖かった。
その中には小山くんのファンだった人もいて。
自分が傷つけられたからといって、だれかを傷つけていい理由になんてならないのにね。


で、この騒動が収まった後に、またNEWSとして安定した活動を見られた。
4部作の終結STORYに向けて。


でも、コロナウイルスでSTORYのツアーが中止。
コロナウイルスが全ての元凶の始まりだったのかな。
まあ世界的に広がっているウイルスだし、こればかりはどうしようもない。
私たちの生活や働き方だって変わっているし。

からの手越くんのスキャンダルに活動自粛。
小山くんの活動自粛の時は、なぜか戻ってくる自信があったけれど、手越くんにはその自信が持てなかった。

だって、彼はNEWSを辞めたくなったことがあると、公に発言しているから。
私にも「あ、手越くん辞めたいんだろうな」という瞬間が見えたこともあった。
そして、そんな瞬間が見えなかった、NEWSとNEWSファンの幸せな空間だと信じて疑わなかった10周年のときでさえ、彼は辞めたいと思っていたのだから。
素直で真っすぐな手越くんは、さらけ出さなくていい感情までファンに教えちゃっているから、不安だった。

 

そして彼はNEWSを脱退し、ジャニーズを辞めた。


覚悟はできていたけれど、もう減ることはないと彼が言っていた分、その事実を受け入れるのがしんどかった。今もしんどい。
NEVERLANDの時、あんな姿で泣いて、「みんながいるから俺頑張れる」といった手越くんを信じていたかった。私たちはここで待っていたよ。
コンサートでみんなを魅了するキラッキラの笑顔を見せたり、ずば抜けた声量を会場に響き渡らせたり、かわいい顔したりかっこいい顔したり、苦しいダンスのときに笑ったり、メンバーに褒められて照れちゃったり、ファンの歌声に「みんなじょーず♡」って褒めたり、ファンの声でうるうるしちゃったり、そんな姿が見られないのが苦しい。

 

スキャンダルにあった行動は擁護できるものではないけれど、現時点で手越くんからは脱退の事実しか発表されていない。彼の気持ちは何も分からない。
なぜ今なのか。中途半端に仕事を辞めてまでもしたいことだったのか。
こんな辞め方でいいのか。何か理由があったのか。
何も分からないけれど、私はもう手越くんを応援することはできないのだと思う。
山下くんと同じようにNEWSでいる彼が好きだったのに、NEWSでなくなってしまったから。

 

ステージ上で誰よりもアイドルだった手越くんがアイドルではなくなった。
アイドルを自分自身で殺したのか、多数の週刊誌が殺したのか、周りの人が殺したのか、全部が背負いきれなくて死んでしまったのか。
これも分からないけれど、悲しいかな、少なくとも手越くんはNEWSではない道で、もう前を向いている。
そして、アイドルでいたNEWS手越くんが最高だった事実は変わらない。

 

NEWSは3人になった。
私が好きだったころの半分、結成当時から3分の1。

 

永遠などないとわかってる
それでもまだ願ってしまうのは
その笑顔をこの先もずっと
もっと永く見ていたいと思うから
           (永遠/NEWS)


永遠などないと分かっているけれど、
私はNEWSがNEWSである限り、彼らの幸せそうな笑顔を見るために、最高の景色が見せてあげられるように精一杯応援していこうと思う。
守ってくれてありがとう。
いつだって大好きだよ。